伊勢神宮は、究極的な美しさ目指して造営されます。

そのために、いわゆる最新機械も、世界に1つしかないとされる道具を使用します。

意外かもしれませんが、全て手道具での作業するわけではないのです。

機械を使った方が美しく仕上がる部分は機械で、手道具を使った方が美しく仕上がる部分は手道具で仕上げていきます。

つまり、使用する機械や道具、大工の技法というものは、究極の美を目指すためのいち手段でしかないのです。

「機械より手道具の方がいい」「このやり方じゃないとダメだ」という考え方は、そこにはありません。

究極の美を目指し、適切な道具・技法を用いて建築していくのです。

何を使うのかは大きな問題ではなく、どのように使うかが重要なのです。

 

これは物を作る時に限らず、自分の人生を歩むときにも必要な考え方だと思います。

自分が求められること

自分が得意なこと

自分がやりたいこと

これらの条件を整理し、今の自分ができる事を考え、適切なタイミングを見て実行に移すことが大切です。

 

伊勢神宮の美しさは、多くの人たちが長い年月をかけて考え抜き、究極の美を形にしているところにあります。

伊勢神宮が20年に1度次世代に伝えているのは、「日本の伝統工法」ではありません。

本当に美しいものを作り上げるときの「心の在り方」だと思っています。

 

伊勢神宮の考え方