施工工事を通して日本の木工技術・精神性を共有する

 

 

プロジェクトの目標 

このリアルコンストラクションプロジェクトを通して、日本の木工技術はもちろん、物つくりに向き合う日本人の高い精神性をシェアします。今はまだ漠然と点在している木工技術や知識を1つに繋ぎ合わせることが目標です。

 

理由

現在ではどこに住んでいても日本の木工に関する有益な情報は、無料で簡単に手に入ります。ですので、既に沢山の技術・知識を習得している世界中の木工ファンは、次はそれらを生かす機会を待ち望んでいます。

 今回、翠紅舎インターナショナルクラフトスクールの学校建設のための土地と材料を提供してくださる方が現れました。私はこの機会を日本の木工学習の場として、皆さんとシェアしたいです。

 

先生について

私の名前は河井尊臣です。

私は日本の伝統的な大工兼建築家であり、持続可能な設計と建設で約20年の経験があります。日本の伝統的な家屋の修理修復・神社の修復(世界的に有名な伊勢神宮が含まれる)・英語で教える日本の木工教室を運営しています。

 

何を期待しますか? 

このマスタークラスを通して、日本の木工の楽しさを届けたいです!

このクラスは、土地の形状を把握する工程から始まり、墨付けや刻み、屋根や床創りなど工程ごとに細分化されています。あなたが興味のあるクラスにだけ参加することもできますし、学校建築の全工程に参加することもできます。あなたの中に漠然と点在している知識・技術は、このクラスを受講することで間違いなく1つに繋がります。

また完成後には、世界中の人が利用する木工学校になります。木工ファンによる木工ファンのための木工学校を一緒に作りましょう!

 

 

スケジュール

1月自由参加

  1. ワークショップ及び土地の形状把握
  2. 墨つけ用の図面を書く
  3. 材料の買い出し、材料計画

2月前半

  1. 馬ワーク 5組 
  2. ワークベンチワーク 5組

2月後半

  1. 材料作りワーク
    (柱) 3m*8本、4m*4本
    (短柱) 1m*10本
    (足元繋ぎ) 1m*2本、2m*9本
    (桁) 4m*12本
    (床梁) 3m*5本
    (繋ぎ梁) 3m*2本
    (長桁) 6m*1本
    (丸太) 6m*7本
    (束) 1m*25本
    (母屋) 4m*10本

  2. 墨付けワーク 
  3. 刻みワーク

 

3月

  1. 刻みワーク
  2. 刻みワーク 

   

4月

  1. 仮組みワーク
  2. 組み立てワーク 
  3. 屋根ワーク 

 

5月

前半

  1. 壁ワーク
  2. 床ワーク 

後半

  1. 建具ワーク 
  2. 造作ワーク
  3. 備品ワーク

 

参加条件

翠紅舎の卒業生→1ヶ月コースまたは3日間ワークショップ参加者(道具の手入れが1人で出来る)

一般(翠紅舎の卒業生でない)→道具の手入れができる人(経歴不問)、素直な人(自分のやり方に固執せず世界中の技術や知識を受け入れられる人)

 

これはマスタークラスです。建築物として300年以上機能するための実践技術を学びます。

 

卒業生以外で参加希望の方は、ご自分の鑿と鉋の刃の写真をとって送ってください。

手入れが十分に出来ないと判断した場合、申し訳ございませんが、このプロジェクトにはご参加いただけません。あなたの技術が充分でない場合は、プロジェクトに参加しても満足できませんので、ご理解ください。

 

それでは、あなたと素敵な木工を共有できるのを楽しみにしています。

イールドフランスでお会いしましょう!